うまくいくセミナー通信 地元経済の活性化に向けて

54月/100

講座運営ノウハウ「盛り上がる講義の条件」-大木ヒロシ-

初日の講師選定が重要

講座への集客も重要ですが、受講者の受講継続も同様に重要であり、評価に大きく影響します。
何とか25名を超える受講者を集めても、受講者人数が日毎に減ってしまい。最終的には10名にも満たなかったというのでは意味はありませんし、その評価は低いものにならざるを得ません。

創業塾や経営革新塾のような長期講座における受講継続の維持は初日の講師選定がポイントになります。
特に最近の創業塾では研修等の講義に慣れていない中高年主婦を中心にした女性受講者が少なくありません。こうした方々にとって、初日の講座の印象が受講継続に強い影響を与えます。
初日の講座が盛り上がりに欠けると意欲は低下し、次ぎの講座もつまらなく感じ、受講の継続を断念してしまうケースも少なくないのです。

長期講座(5回~10回のシリーズ型)では、初日の講座の役割はセミナー自体の意味と価値そして目的を明確に伝え、受講継続に対する動機付けを行うことです。

創業塾であれば、開業への夢と希望と可能性に言及しつつ、講座を受けることで創業に関するリスクを最小化できることを具体的な成功例を交えながら話す必要があります。
経営革新塾・農商工連携塾であれば、「売れる可能性」への言及により、講座への参加意欲を高めておくことは最低限必要なことです。

講師は権威より人気

初日の講師に権威的な人材や成功者を充てることがありますが、その多くは成功していません。
初日からその道の権威が難しい理論を振りかざせば、難しい印象ばかりが残り勝ちになり、受講意欲は損なわれます。
成功者の話も受講者一般から見れば夢のようで実感が湧かずに動機を損なう可能性が否定できません。
初日は先ず、分かり易く、元気の出る話ができる講師を当てる必要があります。
初心の方々が、「これなら、自分にもついて行ける」と思っていただくことが肝心であり、講座の意味と価値を理解することでやや難しい講座にも懸命な努力をはらうようになるというわけです。
初日は分かり易く、楽しく、元気がテーマ。中間講座は理解のための理論優先。最終講座は希望と受講者間と講師の間に仲間意識をつくり出すのがポイントです。

長期講座は最初良ければ、後はラクラク、最後は仲良く元気がテーマです。

ですから、初日の講師は権威より、他所で人気のあった講師を選定するのがポイントです。

83月/100

講師・フリーランス女性創業塾-カリキュラム紹介

今年の創業塾のカリキュラムの中に、講師・フリーランス女性創業塾というカリキュラムを企画させて頂いた。

フリーランスにとって、創業時の交渉力やプレゼンテーション力は重要な位置づけを占める。
創業当初には、ノウハウや信頼が無い。そんなときこそ自分自身のプレゼンテーション能力を高めておくことで相手への説得・理解をより進める事が出来るのである。

また、団塊の世代や女性の創業スタイルとして、講師としての創業者も比較的多くなっている。

我々は10年以上に亘り、セミナーや講演、研修をひとつの事業として展開してきており、受講者からの評価も頂いている。我々のもっとも得意とする分野のひとつである。

今までは講師としてのノウハウをお出しする機会は、一部の方に限定的にお教えしてたが、今回は目玉カリキュラムとして講師創業塾、フリーランス創業塾として、
魅力的なプレゼンテーション、講師としての講座運営の方法、事前準備、営業活動方法などを余すところ無くお伝えするものになった。

また、本カリキュラムは女性創業塾と銘打ってあるが、シニア創業塾や一般の創業塾の一部として加えることも可能なカリキュラムであろう。

是非とも都心部商工会議所や商工会には検討頂きたいカリキュラムである。

講師・フリーランス創業塾の詳細カリキュラムを希望される方は、どうぞフォームより請求下さい。

222月/100

全方位型では集まらない

全方位型の、創業塾・経営革新塾カリキュラムは、集まりにくくなっているのが現状です。(もちろん一部の都市圏で例外はありますが)

受講者の側にとって、受講者の課題は多種多様になり、かつ具体的になっていることも我々の調査で判明しています。

当然ながら、受講者の変化に合わせてカリキュラム構成も具体的なものへ変更されていく必要があります。

今までのビジネスプラン作成型の創業塾・経営革新塾ではなく、今の時代にあった創業塾・経営革新塾が必要とされているようです。

例えば、我々の今年度のカリキュラムの中に講師・フリーランス向けの創業塾があります。もちろんここまで絞り込まれたテーマの場合、開催地域は都市圏の商工会や商工会議所、連合会レベルの広域での募集が前提になるわけですが、講師になりたいという方や、創業者はプレゼンテーションや話す機会を必要とする方たちはかなりの人たちから要望されています。

例え講師業として創業するわけでは無くとも、短時間で自社の魅力を魅力的に伝えられるかというプレゼンテーションスキルが向上すればそれだけ創業への協力を受けられやすくなるのも事実です。我々のようなプロの講師によるプレゼンテーションや講師業として創業する人たちには必要ではないでしょうか。

PS、2010年の創業塾・経営革新塾のカリキュラムが完成しました。興味のある商工会・商工会議所・公的機関の担当者様はどうぞ資料請求下さい。急送させて頂きます。

http://jairo2.jp/sougyou/sougyou.html

http://jairo2.jp/keiei/kakusin.html

172月/100

コミュニティを作る

創業塾や経営革新塾の場合、長期間にわたる講座になる事が多いと思います。

初めて開催する主催者から参加者が最後には減ってしまって困るという声をとても良く聞きます。

しかし、我々は全く心配しません。

そこには様々なノウハウがあるわけですが、基本中の基本として、受講者同士のコミュニティを作ってあげる事があります。

講師の話を聴きたいと言うモチベーションに加えて、仲間がいる事は大きな参加意欲に繋がります。

ただし、コミュニティは自然発生的に出来ないと盛り上がりにかけてしまいます。

どのようにしてコミュニティを作るのかは、いろいろあると思いますがどんな事をすればコミュニティが自然発生するのでしょうか?

考えてみてくださいね。

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142月/100

第一講座と一貫性と熱

創業塾などの複数回のシリーズ型セミナーの開催ポイントです。

よくやるパターンは第一講座に著名人を置いて集客する事でしょうか。

これをすると第一講座だけ参加して次に繋がらないと言った結果を迎えることになります。また、当然ながら次の講座内容を踏まえて話をする訳でも無いですし、次の講座に繋げるための話も基本的にはありません。

こうなると第一講座のみの特別講座となってしまい、本来のシリーズ物の良さが消えてしまいます。

集客するためには、著名人を持ってこなくとも充分に可能です。

その方法はまた別の機会に。

しかし、第一講座は全ての講座の成功を占う大事な講座です。
ここでの講師選定のポイントは、次の講座に参加するモチベーションを高められる講師かどうかです。
第一講座をみてそれ以降の講座の判断を下すのが受講者です。
講座全体が終わった時に、受講者はどうなっているのか?を受講者自身にイメージさせられるか。

長期にわたる講座ですから、最後まで参加する意志を固めるのが第一講座なのです。

さらには、当然ながら最後まで参加するためには講座ごとの連携がなされていなければなりません。前の先生と今回の先生の話す内容が全く逆だったり、講義で出た質問があったとして、次までに回答します、と約束した事が次の講師に伝わっていないなど、講師間のコミュニケーションと講座の一貫性が取れていないと確実に受講者は離れます。

最後に講師間の温度差も大きなポイントです。講師によって講座の温度感とスタンスは異なりますが、この差を開催前に埋める工夫が必要でしょう。

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102月/100

最適な開催スケジュールとは?

創業塾、経営革新塾ともにもっとも集客率が高く、受講者継続率の高い組み合わせがある。

創業塾は、土曜、日曜開催がもっとも効果的でああるが、さらに言うと 『土→翌週の土、日→翌週の土、日』の3週間で終わらせるようにすれば、受講者にとっても超短期講座となり集中力も続きやすい。

ただし、土日で12時間を一気に消化するため、受講者の集中力を維持させるための講師の力量が求められる諸刃の剣でもある。

次の候補は、『毎週土曜日×5週間』もしくは『毎週日曜日×5週間』パターンである。

一方、経営革新塾については、平日の2日間×5週間=10講座がひとつの成功パターンとなる。
週1日での開催は10週かかるため受講者の継続意欲が続かない可能性が高くなる。

週2日間開催がもっとも効率的かつ効果の高い開催スケジュールであろう。

さらにさらに、開催時期についても我々の統計から最適な時期があるが、これは別の機会に・・・

92月/100

受付の重要さ

セミナー全般に言える事だが、講座の受付には重要な意味がある。

受付なしで勝手にお座りください、と言うところを見かける。

こう言う会場に限って、場の雰囲気がうまく醸成されず、全体に間の抜けた雰囲気になってしまう。所謂まったりした会場となる。

受付は、受講者に緊張と気持ちの切り替えを促す役割を持つ。

受付が見えると、受講者は気が引き締まる。名前を告げて、資料を受け取る、席に案内される。

このステップを経ながら、受講者としての心の準備をするのである。

講座の成否は受付から始まるのである。

受付をあなどるなかれ。

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