10分で決まる講演の結果
セミナーや講演を行う際に気をつけて欲しいことがある。
それは、『やる気の無い人にいくら知識を教えても、全く意味が無い』と言うことである。
講演が始まると、いきなり講座の本題に入ってしまう講師が多い。
まずは、講師と受講者との関係を作らないと行けない。
受講者は講座が始まる5分前~講座開始後10分で講師の素性や専門性、人間性を評価する。
特にはじめの段階で重要なのは、『人間性』である。
信頼に足る人物なのかを評価し、そこで落第してしまえば、どんなに素晴らしい知識も全く吸収されない。
営業でも同様だが、相手のラポール(信頼)を勝ち取ることが重要だと言われるが、それと同じである。
しかし、これがなかなか出来ていない。
講師は自己紹介をするが、この自己紹介がまたやっかいである。
慣れていない講師は、履歴書のような自己紹介に終始する。
そしておもしろくない!おもしろければ話にのめり込む。
講座では全てを時系列に経歴を話すのではなく、相手にとって必要な経歴を事例(特に失敗談)を交えながら話す事が重要である。
体験談中心で経歴を話すことが重要である。
そして、もうひとつ重要な点は、この講座を受けると『私(受講者)にどんなメリットがあるのか?』を明確に理解、納得させることである。
なぜ、今マーケティングを勉強しなければならないのか?なぜならマーケティングを知らなければ儲からない時代になったから。
あなたは損をしている。知るだけで大きなアドバンテージを得ることが出来る。
という事を心の底から納得しなければ経営者は話を聴いてくれない。
要するに経営者としては、儲かる話を聴きに来たのであって、勉強しに来たわけではない。
中小企業診断士を目指す受験生に話すのと経営者に話すのでは、目的が全く異なる。話すポイントや話し方は全く変わるのである。
お勉強はしたくないのが経営者。お勉強をしたいと思っているのが受験生。
経営者は難しい話は聴きたくない。儲かる話を聴きたいのである。